【白夜行公式無料見逃し動画】1話〜最終回までフル視聴する方法！綾瀬はるか×山田孝之主演ドラマの再放送や最新配信情報！

11歳の桐原亮司(泉澤祐希)は、同級生の唐沢雪穂(福田麻由子)に淡い恋心を抱いていた。切り絵が得意な亮司は、紙をいろんな形に切って見せて、雪穂を喜ばせていた。しかし、ある日亮司は雪穂が廃ビルに一人で入っていくのを目撃する。なぜそんなところに行くのかと不審に思い後を追う亮司。声のするほうに行ってみた亮司は、雪穂が自分の父親に性的虐待を受けているの見てしまう。雪穂の家は母親が一人で雪穂を育てており、お金のために娘に売春させていたのだ。頭に血が上った亮司は持っていたハサミで父親を刺殺してしまう。その場から逃げ出した2人。警察は亮司の母親か、その愛人の犯行ではないかと疑うが、亮司がアリバイを証言。そんな中、酔って寝ていた雪穂の母親がガス漏れ事故で亡くなる。雪穂は母親を亮司の父親殺しの犯人に仕立て上げるが、刑事の笹垣(武田鉄矢)は亮司と雪穂に疑念を抱く。7年後、再会した亮司と雪穂は表向きは無関係を装っていたが、2人の周りに不審な事件が起こり始める。

亮司（山田孝之）はドラマの後半からどんどん汚く沈んでいき、雪穂（綾瀬はるか）はどんどん美しく残酷になっていく。それがとても切ない。もとをたどれば、雪穂と亮司の父とのとんでもない行為を見てしまい、亮司はただ自分の好きな女の子を守りたい一心から始まった事件。それが成長するに従って事件に気付き、ゆする松浦（渡部篤郎）と逮捕しようとする刑事（武田鉄矢）が二人をどんどん追い込んでいく。もうそっとしておいてくれ、と思うのに容赦なく追い込んでいく。そんなとき、亮司をどんどん操る雪穂の狂気はすさまじい。しかしその結果、ますます綾瀬はるかに魅了されてしまった。唯一ここで踏みとどまってもいいのかなと思ったのは義母（八千草薫）がよい子を演じる雪穂の本性を見ぬいたときだけだった。

綾瀬はるかが、今でこそふんわりと癒やし系の女優になっているが、このときのギャル風のメイクは稀少である。細い眉毛にブルーのアイシャドウで、このときはトレンド系のドラマ側につくのか、それとも違う方にいうのかちょっと方針に悩んでいた頃ではないかと思う。そういう不安定な位置が、このドラマの役柄に非常にマッチして結論がなかなか見えない感じがよかった。山田孝之も無精ひげをはやし、始終下を向いて暗い役だったが、ウォーターボーイズのイメージを見事に払拭できたと思う。このドラマからちょっとくせのある役を演じるようになり「勇者ヨシヒコ」をその極みに感じる。亮司がこの世界から自分の存在を消そうとした役だったので、ついにヨシヒコの世界に行ってしまったかと妙に納得してしまう。

東野 圭吾さん原作の小説の実写化の作品で自分は元々、小説の方を読んでいたのでドラマ版も気になり観ました。この作品の見どころは山田 孝之さん演じる桐原 亮司と綾瀬 はるかさん演じる唐沢 雪穂の幼少期から大人になるまでの長い人生を人間臭く表現しているところだと思います。幼少期の苦い経験から自分の欲望のために周りの人間を不幸にしていく雪穂の行動を一人の女性のために苦しみもがきながら助ける亮司の優しい心が全話を通して表現されている作品です。その二人を追う刑事の笹垣や亮司と深い関係を持つ松浦 勇など周りの人間によって狂わされいく二人の物語は観ていると虚しくもあり悲しくもある感動の一作だと思います。サスペンス、人間ドラマ、恋愛といった様々なジャンルを観たい人にオススメです。

私の注目キャストは主人公の唐沢 亮司を演じる山田 孝之さんです。個人的に好きな俳優であるというのが理由の一つなのですが、他の作品でも見せる山田 孝之さん独特の物静かながらも説得力のある演技が、今回の作品でも見る事ができたのも注目の理由だと思います。
今回の主人公の唐沢 亮司はかっこよさだけではなく、幼さや人間としての醜さなど持っているキャラクターだと思います。特に5話では雪穂に対しての嫉妬心、人間の恐ろしさの深い部分を知った時の心の変化など人間らしさがとても表れていたと思います。
物語終盤では雪穂を静かに見守りながらも、悩みを抱える雪穂のために動く亮司の大人になった姿も見る事ができてこの作品の中で一番魅力的なキャラクターだったと思います。

このドラマは一話目から、かなり引き込まれてしまいました。ストーリーももちろん面白かったのですが、とにかく出てる俳優さん女優さんの演技のレベルが高くて、目が釘付けになってしまったのを覚えています。子役の子のレベルも高くて、こんなシリアスな演技が出来る子役って中々いないなとその時は衝撃を受けました。全体的に暗くて救いようのない話しなのですが、とにかく続きが気になって最後まで見てしまいました。見終わった後には心が暗くなるのに、どうしても続きが見たくなってしまう不思議なドラマでした。結局最後まで悲惨だったけど2人から後悔は感じられなかったし、大切な人に出会えたことが幸せだったのかな？と思いました、ただ、ちゃんとお日様の下を2人で歩かせてあげて欲しかったです。

注目キャストは山田孝之さんです。まだこの頃の山田孝之さんは20歳くらいだと思うのですが、この頃から演技力が素晴らしいなと感じました。この役はかなり難しい役だったと思うのですが、見事に演じきっており圧巻の演技で目が離せませんでした。純粋だった少年が、どんどん悪の道へと豹変していく演技がめちゃくちゃ上手でした。徐々に変わっていくのですが、本当に同一人物なのだろうか？と思うほどです。愛する女性を守る為だったり、やむを得ない事情だったことは分かるのですが、他に違う道はなかったのかと心配になります。悪ぶっていても、たまに見せる悲しい目だったり、相手を心配したり思いやる気持ちが時々垣間見えるのも良かったです。