【MIU404(ドラマ)公式無料見逃し動画】1話からフル視聴する方法！星野源×綾野剛主演作の再放送や最新配信情報まとめ！

刑事部・機動捜査隊、略して機捜の部隊の数が3部制から4部制に増員されることになった。志摩一未（星野源）は新しく設置される“第4機捜”の隊員に配属されるが、人事のほうで問題があり相棒となる隊員が未定の状態だった。単独で動くわけにはいかないので、やむをえず候補に挙げていたものの途中で落選した奥多摩の交番勤務員・伊吹藍（綾野剛）を急遽招集しバディを組むことになる。
伊吹はこれまでいろんな部署を短期間で転々としており、伊吹がどんな人物なのか不安になった志摩はかつて伊吹がいた部署に聞いて回るが、共通する情報は足が速いということだけ。伊吹については話すことはない、もう顔も見たくないと言う人もいて、志摩の不安は増すばかり。そしてついに第4機捜は任務初日を迎え、初対面の伊吹は意外にも礼儀正しく、志摩は安心する。しかし、伊吹と行動を共にするうち、その軽い性格が気になり始める。しかもやたらと勘の鋭い伊吹は、根拠もなく自分の勘だけで動こうとして…。

MIU404は現実世界とリンクしている部分があり、非常に感情移入しながら見ることが出来ました。パワハラや外国人労働者問題など、現代社会で問題となっている点をピックアップしているのでドラマの中の話だけでは終わらず、見終わった後に色々考えさせられる部分が多かったです。犯罪が良くないことは分かっていても、その犯罪を起こしてしまう原因は社会にあるのではないかと感じました。もしパワハラがなければ、犯人は人を殺すことはなかったのではないだろうか…と思うとやり切れない部分もありました。また、SNSの怖さを伝えている箇所もあり、普段何気なく接しているインターネットでも犯罪に絡んでしまうのだと改めて認識しました。このように、身近な問題に絡めながらストーリーが進んでいたので、見やすかったです。結末が読めないことも多く、最後まで楽しませてもらいました。

ドラマ内で最も注目していたキャストは、菅田将暉さんが演じた久住です。途中から登場したにも関わらず、実は裏で様々なことに関わっていたという展開には驚きました。また、人を騙し、信頼させるために自分のことを偽り続ける久住でしたが、どの久住もリアルで本当の久住は最後まで分かりませんでした。表情や言葉選びが的確で、悪い人だと分かりながらも、久住に引き込まれていく人達の気持ちも理解出来てしまうなと思いました。捕まった後に本当の久住が明かされるのではと期待していましたが、結局謎のまま終わりました。この結末に賛否両論あるとは思いますが、私ははっきり正体の分からない久住の不気味さがそのまま表現されたので良かったと思いました。

「MIU404」は慎重派な志摩と破天荒すぎる伊吹という、まるで性格の違う正反対の凸凹コンビが協力し合って事件に立ち向かっていくという感じが、ドタバタ感もあって面白かったです。
伊吹は破天荒すぎて、志摩を困惑させることも多々ありますが、2人の絡みがコント的な感じもあり、楽しめました。
そして、それぞれの悩みが描かれていたり、それをお互いに思いやるという感じのチームの友情なども描かれていて、感動できるシーンも多くて、見ごたえがありました。
また、YOUTUBERが登場したり、コンピューターを駆使した犯罪があったりと現代的な感じもしました。
そして、予想外の展開も多く、最後は大騒動に展開する感じもあり、スリリングで、引き込まれると思います。

まずは、なんといっても伊吹を演じた綾野剛さんの破天荒過ぎる演技がとても良かったです。
あまりにも自然な感じで演じているので、本当の性格もこういう感じなのではという感じがして、はまり役だったと思いました。
そして、そんな息吹に振り回される志摩を演じた星野源さんは、過去に闇を背負っている感じで、狂気を秘めた感じを好演していたと思います。
二人は凸凹コンビですが、良いコンビでした。
そして、麻生久美子さんの凛とした感じの隊長役も良かったと思います。
酔っ払っている時の壊れたような感じも、ギャップがあって面白かったです。
また、久住を演じた菅田将暉さんのラスボス的な雰囲気を醸し出す、サイコパスな謎の大物感も見事でした。

今までにない刑事ドラマ。こんなにドハマりしてこんなに何度も観返したドラマは初めてです。主役２人のバディがとても魅力的で、またその２人を取り巻く第４機動捜査隊のメンバーも観れば観るほど好きになりました。その中で起きる事件は社会問題も取り扱い、今まで考えなかったことを考えるきっかけになったりしました。私が特に好きなのは４話の元ホステスの女性（青池）が撃たれる回です。社会的に見ると気の毒な死に方だったかもしれないけど、青池の中では満足のいく結果だったと思われるところに、私自身も社会の目を気にせずに自分の思う生き方をしたいと感じて、強く心に残りました。強敵の久住との戦いも含めて、大いにドキドキ、ハラハラ、感動し、最後まで目いっぱい楽しめる最高の作品です。

やはり主役２人、綾野剛さんと星野源さんのバディがもう最高すぎました。綾野剛さん演じる伊吹藍は、野生のバカで危なっかしいけどいつもご機嫌で真っすぐな人。星野源さん演じる志摩一未は頭が切れて冷静だけど熱くなったりお茶目なところもある人。バカだけどバカじゃない伊吹、バカじゃないけどバカな志摩というものを２人がとても魅力的に演じられていて、この２人だったからこそこんなに最高の作品になったと思っています。演技の延長で思わず出るアドリブ等も多かったと聞くので、２人ともご自身の役を深く理解してこの作品に全力で臨まれていたことが伺えます。また、謎の男の久住に菅田将暉さんをキャスティングされたところも、もうこの人しかいないという感じです。最終回の伊吹と志摩と久住のシーンは心の底から痺れました。